小泉武夫氏とはいったいどんな人物か?

2015年3月、北陸新幹線金沢の開業に合わせて、
石川県美川にて 「全国発酵食品サミット in 白山」が
開催された。

 

その地域独特の発酵食品および物産の紹介や、
全国の発酵食品の物販、紹介などが行われた。

 

発酵食品サミットの狙いは、「発酵食品ならびに
発酵食文化の素晴らしさを全国にむけ発信し、
地域の活性化の手助けをする」といった内容である。

 

主催はNPO法人発酵文化推進機構がおこなっている。

 

その代表の小泉武夫氏は、サミットにおいても講演会を
行っていた。

 

さて、今回は、その物産品にも興味深いものを感じつつも、
小泉氏とはいったいどのような人物であるか?を
詳しく紹介してみたいと思う。

 

1943年、福島の造り酒屋の息子として生まれる。
(なんと300年も続く作り酒屋だそうである)
東京農大の名誉教授であり、全国の大学の客員教授もつとめる。
専攻は発酵学、食品文化論、醸造学。

 

TVに出演し、新聞連載、著書80作以上。
大変活躍中の方であると言えよう。
学術調査では、世界の辺境を精力的に訪れている。

 

発明家でもあり、特許も多数。(主に、食物、微生物関係)

 

さて、そんな小泉氏はどんな子供時代を過ごしていたのであろう?

 

幼い時、わんぱくで、祖母に腰に紐をつけられ、柱につながれ、
右手に見欠き鰊を持たされ、そこに味噌をつけ、しゃぶらせていた。
食べ物を与えれば、おとなしくしているからである。

 

思えば、それが、小泉氏の味覚の原点になったのではないか?と
おっしゃっている。

 

福島の田舎なので、山を駆け回って遊び、その山でも色々なものを
捕まえて食べたそうだ。
シマヘビ、赤ガエル・・・赤ガエルは美味なんだそう。

 

小学生のころ、母親を亡くし、小学校4年生から
料理を始める。
読書も好きで、特に冒険ものを良く読んだそうだ。
将来、冒険家になりたいと思っていた。

 

大学生になり、そこで、発酵学と出会う。
その後、大学院生になり、院でも発酵学の研究を続ける。

 

その時、ふっと「子供のころ、憧れた冒険家にもなれるんじゃないか!?」
とひらめく。

 

「世界の辺境を訪れ、発酵食品やその民族の食文化について、調べる事」で
世界の国々へ冒険ができる!!!

 

夢を追いかけ、研究を続け、今に至る。

 

さて、そんな小泉氏が思う、世界一珍しい発酵食品とは何か?
という質問を受けて、小泉氏はこうおっしゃっている。

 

「一番珍しいものは、石川県美川のふぐの子、と言われる、
フグの卵巣を糠漬けにしたものです」

 

ふぐの内蔵には猛毒が含まれる。が、卵巣を糠漬けにし、2〜3年
たつと、その猛毒が消え、大変美味となる。

 

小泉氏は言う。「まさに奇跡の発酵と言えます」と。

 

さて、そのふぐのこ。
まさに「全国発酵食品サミット in 白山」にて、食べる事が出来た。
小泉氏念願の白山サミットは大変好評だったようだ。

 

もちろん、これからも全国津々浦々にてサミットは行われるので、
足を運んでみると、今まで出会ったことの無い、素晴らしい発酵食品に
出会えることだろう。