発酵食品で町おこし

全国発酵食品サミットの開催は、
発酵食品や発酵食文化の素晴らしさを全国に向けて発信すると共に、
地域産業の活性化に寄与することを目的としています。

 

日本人は昔から、味噌・醤油等、様々な発酵食と共に暮らしてきましたが、
便利さを追求する現代社会では、食材の“旬”や地域に根ざした伝統食文化が失われる傾向にありました。
健康や美容志向の人々の間で、「糀」等の発酵食品が見直されてきた今、
『発酵食文化のルネッサンス』という意味でも、このサミットは、
発酵食品や文化を語り合う場としての意義を持ちます。

 

 

2015年3月に、石川県白山市で開催されたサミットでは、
物産展の他に、講演やパネルディスカッションが企画されました。

 

記念講演として、
とんちの一休禅師で有名な京都大徳寺の住職・山田宗正氏が、
『一休さんと唐納豆』という題でお話してくださいました。
一休さんが伝え遺した“唐納豆”についてのエピソードだったようです。
納豆が発酵食品ですよね。

 

基調講演として、
東京農業大学名誉教授である、小泉武夫氏による
『発酵の可能性』と題した講演がありました。
〜発酵で地域の活性化と6次産業化の実践〜というコ難しい副題が付いていますが、
発酵学者として、発酵食品による元気なまちづくりのヒントをくださったようです。

 

また、小泉先生をコーディネーターとして4名のパネラーと共に、
『発酵食品ルネッサンス〜我がまちの発酵文化を大いに語ろう〜』と題して、
パネルディスカッションも開催されました。
パネラーは、宮城県、秋田県、千葉県、石川県で、それぞれ、発酵食品と関わる方々です。

 

 

発酵食品と町おこしを結びつけるのは、
酒蔵、味噌蔵、醤油醸造所などの見学会です。
“酒蔵まつり”等とイベントをうつと、沢山の人が来場するようです。

 

常時、見学と試飲、販売を行っている酒蔵も多く存在するのですが、
興味を持つ人にしか知られないので、宣伝法を工夫することも大切でしょう。

 

この頃よく見聞きする『道の駅』では、試飲、試食、販売の他、
より美味しい食べ方だとか、効率的な摂取法等のウンチクも聞けたりすると、
一般人にも親しみが深まりそうです。